宣材写真撮影やオーディション写真撮影というと、皆さん大体このようなシーンを想像していませんか。
カメラマン:「手は前にクロスして、体は斜めの角度、は〜い、頭はもう少し右へ回して、はい、動かないで、撮るよ、3、2、1」、とこのようなカメラマンの指示はよく聞きますね。
これは、つまり決めたポーズで撮影しているのです。よく「決めポーズ」と言われています。
ほとんどのお客様は宣材写真・オーディション写真を撮影しにいらっしゃる時、最初から「決めポーズは何にしますか」「どのようなポーズで撮りますか」など、定番のポーズがあると思い込んで撮影に望みました。
そもそもなぜ撮影に「決めポーズ」があるのか、「決めポーズ」で本当に良い写真を撮れるのかを考えたことがありますか。
最初から「決めポーズ」はどこから生まれたのか、なんで決めポーズの通りに撮影するのか、
この疑問を解くために、カメラの歴史に少し遡りながらお話ししたいと思います。
世界初の大衆向けデジタルカメラは、Dycam社が1990年に発売した「Dycam Model 1」でした。
今一人一台ぐらい普及されているデジタルカメラは、発明以来の歴史は約50年、大衆が始めたのはわずか30年、それまでにカメラは全てフィルムで撮影していました。その頃、カメラマンは高度な技術を持つばりばりの職人さんです。
今のデジタルカメラはフォーカス機能は進んでいて、被写体が動いていても、ピントをずれることなく、しっかりと被写体の表情や動きを静止画で掴まえることができますが、フィルムカメラの時代、全てアナログでコントロールしているため、被写体はちょっとだけ動くと、カメラのピントを合わせなくなり、ぼやけた画像になりやすかったです。そして、カメラに液晶ディスプレイもないので、すぐにその場で写真のできも確認できなく、更に失敗の確率が高くなります。
この理由で、写真を撮る時、被写体は固定のポーズをして、シャッターを押す時に少しも動かないようにさせ、ピントをずれないようにする必要があります。これは「決めポーズ」の誕生です。
歴史を遡って、ようやく決めポーズの由来をたどり着きました。(文章ちょっと長かったね。。笑。。)
つまり、決めポーズはフィルムカメラ時代の産物であり、写真の画面をぶれないために、被写体の動きを一瞬止めて撮影するというその時代にあった止む得ない手法です。カメラマンの腕もここから見えるのです。
しかし、決めポーズで撮影すると、なんとなく堅苦しい感や、古臭い時代感が出るのを感じませんか。今はデジタルカメラの時代なのに、今になってもまだ「決めポーズ」で撮影する写真館やカメラマンが少なくありません。
Googleで「宣材写真撮影」や「オーディション写真撮影」を検索してみたら、数百件の結果が出てきますね。
こんなに数多くのスタジオの中から自分に合うスタジオを選ぶ時、皆さんはとても迷うのは当たり前のことです。
プラン内容や料金などいろいろの比較で、時間もかかるし、スタジオ選びだけでとても疲れると思います。
失敗しない撮影スタジオの方法を知っておけば、ストレスなしで効率よく決めることできると思いますので、
次回のブログで、「失敗しない撮影スタジオの選びコツ」を皆さんにシエアしたいと思います。
ぜひチェックしてみてくださいね♪
では、次回をお楽しみに〜
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